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秀岳館高校吹奏楽部が甲子園応援のためコンクールを断念して話題

   

高校野球は、数々の問題を引き起こします。
過去には、勝ちたいために、星陵高校の松井秀喜選手(巨人⇒ヤンキース)が5打席連続四球を与えられて話題になりました。
今回は、吹奏楽部による、甲子園(高校野球)の応援についての話です。

熊本の秀岳館高校吹奏楽部が、母校野球部の甲子園出場の応援のために、吹奏楽コンクールを断念した、という話が論議を呼んでいます。
地元の西日本新聞が伝えている話であすが、いや美談と言うことで良いのでしょうか?
まあ、あまり伝統のない秀岳館高校が、甲子園で勝ち残ってしまったのが問題なのです(おいおいわかります)。

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秀岳館高校吹奏楽部は、相当優秀であり、県のコンクールでは金賞を獲得するほどの腕前なのです。
(よりによって朝日新聞主催でもある吹奏楽コンクールですが、明日の朝日新聞の取り上げ方が、ちょっと楽しみではあります...)
オリンピックなどのアマチュアリズムに熱心であるが朝日新聞本紙が、何も要求できない高校野球を利用してのし上がってきているのも否めない事実でありますから!


秀岳館高校は今年の夏の吹奏楽コンクールの県大会は金賞だったのですが、南九州大会への出場は諦めて、全国制覇を目指す、秀岳館高校野球部との帯同を選んだことになります。
『甲子園が僕らにとってのコンクールである』
美談に見えなくもないのですだが、吹奏楽コンクール出場は、吹奏楽部員にとっての甲子園野球大会にも等しい、一生懸命の末にある目標であるのです。

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県大会を勝ち残った吹奏楽部が次に関門とする南九州大会は8月11日になります。
しかし、甲子園の応援を優先してしまえば、コンクールには出られないことになるのです。
秀岳館高校は7月下旬に2日間にかけて職員会議を持ったようですね。

少なからぬ教職員が「吹奏楽部はコンクールに出るべきだ」と主張し「コンクールに出たい」と泣きながら訴える吹奏楽部員もいたようです。
秀岳館高校吹奏楽部は21人の小規模な部活動で、それこそ『最後の夏』となる、3年生も6人います。
しかし、吹奏楽部の演奏がなければ、甲子園応援も一つになることができません。

このジレンマですが、甲子園常連校で吹奏楽コンクールと甲子園の応援が両立できないことが最初から分かっているようなところはどうしているのでしょうか?
例えば、甲子園の常連校である天理高校などは、コンクールに出場するのは『1軍』の吹奏楽部員が担当し、コンクールの出場を逃した言わば『補欠』『2軍』の部員が野球応援に回るといいます。
突然に甲子園出場が決まってしまった、規模の小さい吹奏楽部に降ってわいた悲劇と言えなくもないのです。

確か、関東一高の話だった気がしますが、毎年誰が声をかけるでもなくOBが応援に駆けつける伝統があるところもあるようです。
例年スタンドで「××年卒の田中です」などとOBが名乗り合い、さながら同窓会のような展開が繰り広げられているようです。
「××年は、甲子園で準々決勝まで行けたんだっけ?」

甲子園の伝統校ならではの光景が繰り返されているようです(笑)。

今後も、この話は毎年のように甲子園出場で取りざたされると思われます。
もし可能なら、の前提ですが、熊本県の他校の吹奏楽部が、秀岳館高校の応援をしてくれる、そういう友情応援とかがあれば良かったかもしれなかったかもしれません。
しかし、甲子園の応援は自腹であるとかで、自腹で他校の応援ができるほど、高校生の懐は潤沢ではないかもしれません...。

地元の西日本新聞(読売系?)が中心となって報道されているこの話題。
秀岳館高校の上位進出を願ってやまないが、教育現場での議論を呼びそうですね!

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