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震災被災地に送って喜ばれる物・ダメな物【過去の事例】

      2016/06/20

テレビなどで、震災の被害が報道されると何とかして助けてあげたい、遠くだから
支援に駆けつけることは出来ないにしても、物資くらいは届けてあげたい!

そんな心境になるのも無理はありません。

しかし!
震災被災地が、送ってもらっては困る!
被災地がますます大変になってしまうという困った品々があるのでちょっと特集を。

東京スポーツなどに掲載された記事を再度、まとめ直して書いてみます。

送ってもらうと大変困る救援物資

いろいろあるが、特筆すべき内容のものを厳選して書いてみます。

中古の衣料品

熊本の震災などで言えば、
「着の身着のまま避難してきていて恐らく衣料品で困っているのではないか」

そんな心情から、中古の衣料品を送ろうとする気持ちは大変良くわかります。

しかし!
これまで最も被災地を困らせてきた救援物資が中古衣料品ということをご存知でしょうか?

1964年に起きた新潟地震では、全国から救援物資として送られてきた中古衣料品が体育館の天井までつくほど積み上げられて処理に困ったことが有るようです。
(消防防災科学センターのHPによる)

被災者も、中古衣類品を受け取らないためで阪神・淡路大震災の時も、西宮市が使用できない義援物資の処分のために2800万円を使ったという記録があります。

アジア・アフリカなどの途上国の支援とちょっと違うのです。

被災地を困らせる・苦しませることになる支援品の一つが中古の衣料品であることを覚えておかなくてはなりません。

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保存食でない食品(生鮮食料品など)

「インスタント食品だけでは、体が持たない!

「少しでも栄養がとれるように...」

つい、そんなことを考えてしまうのも無理はないのですが保存のきかない食品は、たちまち傷んでしまいます。

長期保存ができる食品、カップ麺や缶詰がやはり重宝するようです。

冷凍食品も、冷蔵庫が使えない場合が多いため被災地には適しません。

賞味期限が長く残っている、保存食がとても喜ばれるのです。

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応援メッセージや千羽鶴など

こちらも、心情的には実によく分かるのですが混乱状態の現地にとっては、ゴミになるような、その時点では『不要物』とされそうなものを送っても困らせるだけではないでしょうか?

 

被災者へ何を送ってあげると喜ばれる?

では、被災地に何を送ってあげたら良いのだろうかと?いうことになりますが、熊本市のホームページによると

http://goo.gl/PUXv3u

現時点では、救援物資の受け入れを一時中止しているとのことのようです。

将来的に、受け入れが開始になった際は過去の熊本市のホームページに載っていた

・飲料水
・アルファー米(断水のため炊飯ができません)
・カップめんなど保存ができる食料品
・ウェットティッシュ
・おしりふき
・生理用品
・紙おむつ(大人用、子ども用)
・トレットペーパー
・粉ミルク

これらを、箱ごとに入れて、外から中身がわかるように書いてあげるとよいでしょう。

いちいち仕分ける手間が省けるからです。一つの箱に、あれこれ入れると受け取る側が大変になるからなのです。

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 - 震災被災地への支援物資