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野々村竜太郎元議員はどうして当選できたのか?選挙必勝の条件とは?

      2016/06/20

野々村竜太郎議員が県議会議員に当選できた理由

年間195回の日帰り出張にて、およそ300万円の交通費を『政務活動費』から支出していた野々村竜太郎元議員。

兵庫県議会事務局が2011年度から3年間で少なくとも4回、目に余る日帰り出張費など不自然な支出報告書を野々村氏に指摘し修正を求めていたが、全く応じなかったとのことです。

議会関係者は「捜査権がない議会の限界」と説明していました。

思えば、こんないい加減な人物に投票した選挙民は何を考えてたのか?ということになるのですが、

そこには選挙独自の理由が浮き彫りになってきます。

これは、後日議員辞職した宮崎謙介氏などとも共通する部分ではないかと推察されるのです。

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野々村竜太郎議員の所属会派・経歴が紛らわしい。

2016年2月22日の初公判の場でも検察側から政務調査費・政務活動費に関する一連の疑惑について追求され、右耳に手をかざす

『ののちゃんポーズ』で応じると検察官は

「その恰好は結構なので」と諭される場面もあったようです(笑)。

公判を傍聴にきていた選挙民の1人はこう語ったといいます。

「野々村竜太郎氏の経歴だけを見ていた感じですね。"維新"に所属しているというから投票した感じなのですが、野々村竜太郎氏が所属していたのは『西宮維新の会』であり、当時圧倒的に人気があった、大阪維新の会や橋下徹氏などとは、全く無関係だったらしい」

"維新"所属、そして橋下元大阪市長と同じ大阪府立北の高校卒、関西学院大卒で元地方公務員となれば、橋下氏の関連と勘違いが起きても不思議はないわけです。

これでは、選挙民もあっさりと"騙されて"しまってもある意味当然というわけです。

選挙に当選するには『3バン』と呼ばれ

・地盤(=支持者)
・看板(=知名度)
・カバン(=選挙資金)

と言われていますが、選挙関係者が口を揃えていうことには、やはり一番大切なのが"看板"ということなのです。

少なくとも、選挙に立候補した当時は野々村竜太郎氏には、看板があり

"風"が吹いていたということ、そして候補者が独自に持つ"華"があったのだと言えそうです。

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カカシでも当選できる、選挙の仕組みとは?

公明党で何度も選挙戦を戦ってきた創価学会の元メンバーによると

「選挙はとにかく勢いというか"風"が必要。
追い風が吹いていれば、言葉は悪いがカカシでも
当選できるのです」

確かに野々村竜太郎氏が立候補した当時は関西圏での橋下徹氏の人気は絶大であり、そういう点では『追い風が吹いていた』と言えなくもありません。

何しろ、大阪府議会議員選挙で定数109議席の過半数の57議席を取っていたのだから。

少なくとも、関西圏では断然の優勢を"維新"が保っていたのは間違いなく、野々村竜太郎はこの"風"に的確に反応していたということになるのです。

結果的にだが、候補者の人間性などは残念ながら、選挙の段階では、有権者側はほとんど知ることもなく選挙がすすんでしまうのが、実態なのだということです。

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